2012年 09月 08日
「他は是れ吾にあらず」道元禅師『典座教訓』より 他人は他人、自分は自分、と多くの人が言う。 だが、これほど他人のやることなすことが気にかかる世もない。 今の世の中に絶対的な価値観は存在しない以上、とにかく他人と比べて自分が幸せか不幸かばかりを考えてしまうし、他人の考えが自分の考えと違うかどうか気になってしょうがない。 「他は是れ吾ならず」とは道元禅師が宋の景徳寺にて修行中に出会った老典座(修行道場の炊事の役職)の言葉。 道元禅師が老典座に「年老いたあなたはなぜ人も使わず作務をされるのか?」という問いの答え。 代理はどこまでも代理で、自らの生(人生)の務めを務めたことにはならない。 自らの生の務めは自ら務める以外にない。
by hechimayakushi
| 2012-09-08 10:57
| ことば
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