2015年 01月 31日
「曠劫多少のあひだにも 出離の強縁しらざりき 本師源空いまさずば このたびむなしくすぎなまし」 親鸞聖人『高僧和讃』源空讃より 浄土真宗宗祖の親鸞聖人の御和讃より、師僧であった法然上人(源空上人)を讃える和讃です。 生き死にの苦しみを離れることができる教え、阿弥陀如来の救いのはたらきを知らなかった。 師匠である源空(法然上人)上人に出会わなければ、この生涯はむなしく過ぎただろう。 法然上人の御命日が1月25日でした。 私たちにとっては、法然上人という存在のおかげで阿弥陀如来の救いのはたらき、念佛の教えに出会うことが出来たのです。 その御恩に報いる気持ちで営まれるのが「御忌」という法要です。 私たちは生きていてたくさんの出会いがあります。 親鸞聖人にとっての最大の出会いが法然上人との出会いであったのでしょう。 たとえ離れ離れとなったとしても、その出会いへの感謝の念は生涯消えなかったことが伺い知ることができる和讃の一節です。 仏との出会い、教えとの出会い、師と呼べる人との出会いに湧き上がる感謝の念を大事にすることが信心というものではないでしょうか?
by hechimayakushi
| 2015-01-31 01:30
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